2015年9月18日金曜日

県弁護士会、接見室の“筒抜け”に抗議

 佐賀少年刑務所(佐賀市)で接見室の防音対策が不十分で外部に会話が“筒抜け”になっている問題で、佐賀県弁護士会は17日までに、容疑者や被告が立会人なしに弁護人と面会できる秘密交通権を侵害しているとして、刑務所側に改善を申し入れた。


 申し入れは、接見内容が室外に漏れ聞こえるだけでなく、接見中に刑務官らを付近に待機させていることから、「違憲、違法な接見室の運用」として強く抗議。防音工事など必要な措置を講じ、改善されるまでは刑務官らを待機させないよう求めている。

 今回の問題は、同刑務所から接見交通権を侵害されたとして弁護士が佐賀地裁に提訴している国家賠償請求訴訟で、接見室を検証した結果、浮かび上がった。同刑務所は「裁判で争われており、回答は差し控える」としている。

参照:佐賀新聞

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