2014年12月9日火曜日

最高裁判所裁判官 国民審査2014 基本データ

衆議院議員選挙の際は、同時に「最高裁判所裁判官国民審査」が実施されます。今回の国民審査の対象となる最高裁裁判官5人のプロフィールと、最高裁での主な裁判をまとめました。ぜひ「最高裁判所裁判官国民審査」にご活用ください。


最高裁判所裁判官 国民審査とは?

 「最高裁判所裁判官国民審査」とは、最高裁判所の裁判官を罷免するかどうかを国民が判断する制度です。審査は、最高裁の裁判官に就任してから初めての衆議院選挙の投票日に実施され、今回該当するのは最高裁裁判官15人のうち、2012年12月の国民審査以降に任命された5人です。一度審査された裁判官は以後、10年間審査がなく、10年を経過した次の衆議院選挙で再度、審査されることになります。

 「国民審査」の方法は、選挙の投票と同じ方式で、投票所で専用の用紙を受け取り、投票記載台で判断を記入します。その際、大切なのが、罷免を求める裁判官のみに「×」を記入し、罷免を求めなければ「何も書かない」ということです。記入欄に「○」やその他の文字・記号などを書くと、その投票はすべて無効になってしまうので気をつけてください。罷免する裁判官への「×」だけが有効です。

 裁判官は、有効投票の過半数から罷免を求められたら、憲法79条に基づき罷免されます(憲法79条)。罷免された裁判官は以後、5年間は最高裁裁判官になることはできません。なお、これまで国民審査で罷免された裁判官は出ていません。
 
審査対象の裁判官
※プロフィール項目の凡例
(1)生年月日(2)最高裁裁判官の任命日(3)出身校(4)出身分野

鬼丸 かおる(おにまる かおる)
(1)1949(昭和24)年2月7日生まれ
(2)2013(平成25)年2月6日
(3)東京大学法学部卒業
(4)弁護士

木内 道祥(きうち みちよし)
(1)1948(昭和23)年1月2日生まれ
(2)2013(平成25)年4月25日
(3)東京大学法学部卒業
(4)弁護士

池上 政幸(いけがみ まさゆき)
(1)1951(昭和26)年8月29日生まれ
(2)2014(平成26)年10月2日
(3)東北大学法学部卒業
(4)検事

山本 庸幸(やまもと つねゆき)
(1)1949(昭和24)年9月26日生まれ
(2)2013(平成25)年8月20日
(3)京都大学法学部卒業
(4)内閣法制局

山崎 敏充(やまさき としみつ)
(1)1949(昭和24)年8月31日生まれ
(2)2014(平成26)年4月1日
(3)東京大学法学部卒業
(4)判事
 
参照:政治山

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