2014年10月27日月曜日

経験者に聞く「調停離婚」の実情

 総合探偵社株式会社MRが、調停離婚の経験がある女性100名を対象に浮気・不倫についてのアンケート調査を実施したところ、調停離婚後の結果について6割近くの人が不満を持っていることがわかった。

 「調停離婚を行うことを決めたのはどちらからですか?」と聞いたところ、「妻から」と回答した人が83%、「夫から」は17%という結果に。今回のアンケートでは、男性側の浮気や素行が離婚の起因となっていることが多く、話がこじれてしまったり、夫側が離婚に応じずに調停へ、というケースが多く見られた。

 また「調停離婚」に対するイメージはどのようなものだったかを聞くと、「怖いところ」「お金がかかりそう」「冷たい、堅苦しい感じ」などネガティブなイメージで不安を感じている人が半数以上。一方、ポジティブなイメージを抱いていた人は3割程度で、「味方になってくれて、すべてを解決してくれる」といった期待を強く抱いている意見も存在した。

 最後に、実際に調停離婚を終えてみた感想を聞いてみたころ、不安から良い印象へと変化した人は約4割程度。残り6割は「不満」「がっかり」という回答が目立った。不満の主な原因としては、時間をかけた割に、自分よりも夫が有利になってしまったことや、調停員の対応の仕方など、最初に期待していた結果と大きくかけ離れてしまったという意見が多く見られた。

「調停離婚」という普段の生活ではあまり関わることがないところであり、全体的に過度な期待や不安を抱いており、終わってみるとイメージと違ったという意見が目立った。ただでさえ「離婚」は、精神の負担が多いもの。余計な心労を重ねないためにも、専門家への相談や、様々なケースを調べておくことが大切、と語る経験者が多かった。

■これから調停離婚を行なう人に経験者からひと言(一部抜粋)

裁判官や弁護士の言う事が全て正しいわけではないので、自分でも知識をつけて納得いくまで裁判を続けるべき!――48歳 自営業(離婚時の年齢 48歳)

冷静に。相手のことを文句など言わないで、常に自分の主張をする。――38歳 看護師(離婚時の年齢 37歳)

弁護士は、必須。こころの動揺で、調停員の肩の持ち方がちがう。――40歳 会社員(離婚時の年齢 40歳)

感情的になっても意味がないので冷静に。調停委員に不満があれば、調停委員を変えられるなら変えたほうがいいと思います。――38歳 着付け師(離婚時の年齢 34歳)

感情に走りがちだが、調停や裁判に感情はジャマになる。論理的に考えをまとめること。物的証拠などがあれば必ずとっておくこと。モノがない場合は、専用ノートを作って、思い出せるところから書き起こしたり、現在進行形の部分は日記をつけること。これも、感情は出さず、事実のみ記録すること。あと、調停では調停員さんと話せるのは一人一回30分程度なので、話す要点をまとめておくこと。調停では先方と顔をあわせる場合もあるので(同席はしないけど、施設内で)会いたくない場合は気をつけること。――39歳 雑貨販売(離婚時の年齢 37歳)

相手に少しでも情がある場合は調停はせず、離婚を考え直した方がいい。調停をするとなったら、自分が伝えたいことや条件、いつどのような経緯で離婚を決意したのかなど、箇条書きにしておくとスムーズに進む。相手と金銭面などで折り合いがつかない場合はある程度の妥協をすることで離婚ができる。――40歳 製造業事務(離婚時の年齢 35歳)! !

■調査概要
調査方法:事前調査を経てのアンケート回収方式
調査対象:調停離婚の経験がある女性
回答数:100名
調査時期:2014年2月
調査協力 :メディアパーク株式会社

参照:@DIME

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