2014年6月27日金曜日

家裁跡地に新会館 金沢弁護士会、16年6月開館

 裁判所合同庁舎に隣接する金沢家裁の跡地(金沢市丸の内)で、2016年6月にも「金沢弁護士会館(仮称)」が開館する見通しとなった。金沢弁護士会は26日、跡地を管理する北陸財務局と土地売買契約を締結した。


 新会館は裁判所合同庁舎と同様、市民に開かれた施設をイメージしてガラス張りの外観とするほか、会員数の増加に対応するため、250人収容の大会議室を設ける計画で、来年4月にも着工する。
 計画では、新会館は鉄筋コンクリート造りの3階建てで、家裁跡地の約1千平方メートルの用地に建設する。法曹人口拡大に伴う会員増に対応するため、現在の会館の約5倍に当たる延べ床面積約1400平方メートルを確保し、大会議室や資料室、法律相談に対応する大小11の事務室などを設ける。法テラス石川の入居でも調整を進める。
 
 新会館の建設費は約3億5千万円を見込む。用地の取得費は明らかにされていない。
 
 金沢弁護士会は、裁判所敷地内にあった旧陪審法廷を金沢法曹会館として利用していたが、裁判所合同庁舎の建て替え工事に伴って、2008年8月から約500メートル離れた金沢市大手町の金沢第2ビル内に移転した。
 
 金沢弁護士会の飯森和彦会長は「市民が法律相談のために気軽に立ち寄れる会館にしたい」と話した。
 
参照:北國新聞社

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