2013年12月3日火曜日

弁護士ら「盗撮され肖像権侵害」 探偵会社に賠償請求

探偵に盗撮されて肖像権やプライバシー権を侵害されたとして、弁護士2人が探偵会社を相手取り、計200万円の損害賠償を求める訴訟を京都地裁に起こしたことがわかった。

 提訴は11月13日付。訴えたのは、京都弁護士会所属の小野誠之(のぶゆき)弁護士(71)と池上哲朗弁護士(47)。

 訴状によると、両弁護士は京都市の同族会社の取締役の元職務代行者。臨時株主総会で両親らの取締役解任が決まったとして、長男が6月、京都地裁に両親らの職務停止などを求める仮処分を申し立て、職務代行者に選任された。両弁護士は8月、長男の交友関係を示す探偵会社作成の写真付きの調査報告書をメールで受信した。探偵会社が長男らの行動を撮影し、2人も盗撮されていた。

 小野弁護士は「人の生活を不要に暴くことは尊厳を踏みにじる行為だ」と話す。探偵会社は朝日新聞の電話取材に「何も答えられない」としている。

 探偵業務適正化法は「生活の平穏を害するなど個人の権利利益を侵害することがないようにしなければならない」と定める。

参照:朝日新聞

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