2012年12月29日土曜日

示談書偽造の弁護士起訴 業務上横領容疑で再逮捕 岡山地検

 交通死亡事故の損害賠償請求事件で判決書を変造、示談書を偽造したなどとして、岡山地検は28日、公文書変造・同行使と有印私文書偽造・同行使の罪で、岡山弁護士会所属の福川律美容疑者(65)=岡山市東区=を起訴した。起訴内容を認めているという。


 起訴状などによると、福川被告は引き受けていた2件の損害賠償請求事件について、保険会社から受け取った損害賠償金を自己のために使った事実を隠すため、今年11月13日、岡山地裁倉敷支部の判決書の写しの判決言渡日を書き換えるなどして変造し、依頼人の知人に提出。別の1件は同20日、事故の加害者名義の示談書の写しを偽造し、岡山弁護士会に提出したとされる。

 また、地検は28日、業務上横領の疑いで福川被告を再逮捕した。地検によると、判決書を変造したとされる損害賠償請求事件で平成20年4月10日、保険会社から送金された3500万円を依頼者に引き渡さずに着服、横領した疑いが持たれている。岡山弁護士会が同日、岡山地検に業務上横領罪で告発していた。

参照:産経新聞

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