2012年10月16日火曜日

「遠隔操作ウィルス」でTBSと弁護士に犯行声明

 遠隔操作ウイルスに感染したパソコンから犯罪予告が送られた事件で、「私が真犯人です」と名乗り、事件の詳細を記したメールがTBSに送り付けられていたことが15日、分かった。

 TBSによると、メールは10日夜に届き、計6件の犯罪予告に言及。〈1〉大阪市〈2〉伊勢神宮(三重)に予告を送ったとして、男性2人が逮捕、釈放された事件について、「遠隔操作ウイルス事件について、私が真犯人です」「ウイルスは自分が一から開発したもの」などと書かれていた。

 また「目的は世間を騒がすことではなく、警察・検察に醜態をさらさせたかったという動機が百%。(警察・検察に)遊んでくれてありがとう。またいつか遊びましょうね」と新たな犯行予告めいた記述もあったという。警視庁は「公にされておらず、犯人しか知り得ない『秘密の暴露』に当たる情報が多い」として、犯行声明の可能性が高いとみて捜査している。

 メールは、ほかに〈3〉日航への航空機爆破予告〈4〉秋篠宮家の長男・悠仁さまが通う幼稚園を襲撃するというメールを送ったとして福岡市の男性が逮捕された事件〈5〉有名子役の襲撃予告―にも関与したと記されていた。また〈6〉横浜市のホームページに小学校の襲撃予告を書き込んだとして男子大学生が逮捕された事件への関与も認めている。判明済みのこれら事件のほか、約10件の脅迫事件に関与した、とも記載されていたという。

 一方、ネット上のトラブルに詳しい落合洋司弁護士(東京弁護士会)にも同じ内容とみられるメールが、9日夜に送られていたことも、この日分かった。いずれの事件も同一人物やグループによる犯行の可能性がある。小学校襲撃予告事件で、家裁送致、保護観察処分となった大学生以外に、一連の事件で逮捕された男性3人は釈放されている。

 小学校襲撃予告については「ウイルス以外の方法でやった」と記されており、神奈川県警は捜査の検証を含めて、調べを進める。

参照:スポーツ報知

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